DX・AI活用ロードマップ
まちの税理士事務所 様(架空)
ヒアリング(●月●日・オンライン60分)をもとに、現状を整理し、半年で取り組むことを優先順位つきでまとめました。着手の判断や、他社への相見積もりにそのままお使いいただけます。
01現状(As-Is)の整理
1-1. 集客の流れ
認知→
問い合わせ→
面談→
契約
| 段階 | いま起きていること(=この段階で発生している対応) | 課題 |
|---|---|---|
| 認知 | ほぼ紹介・知人から。Web検索で見つかることはほぼない | 新規の母数が増えない |
| 問い合わせ | 電話が中心。サイトのフォーム経由は月0〜1件 | 受付時間外の相談を取りこぼす |
| 面談 | 対面が前提。日程調整は電話・メールの往復 | 遠方・多忙な経営者に敬遠される |
| 契約 | 紙の契約書を郵送、返送を待つ | 手間と時間。若い層に古い印象 |
1-2. 業務の流れ(顧問契約後・毎月くり返す)
証憑の受取→
記帳・入力→
チェック→
月次報告→
決算・申告
| 段階 | いま起きていること(=この段階で発生している作業) | かかる時間・課題 |
|---|---|---|
| 証憑の受取 | 顧問先ごとに郵送・持参・PDFメールがバラバラ | 回収の催促に手間。月初が慌ただしい |
| 記帳・入力 | 領収書・通帳を見ながら手入力(パート2名+所長) | ここが最も時間を食う(1社あたり月2〜4時間の見込み) |
| チェック | 所長が目視で確認 | 属人的。ミスの発見が遅れることがある |
| 月次報告 | 試算表を紙 or PDFで郵送・メール | 「見た/見てない」が曖昧。会話が生まれにくい |
| 決算・申告 | 会計ソフトから作成 | 繁忙期(2〜3月・5月)に集中して残業 |
1-3. いま使っているもの・費用
| Webサイト | 約10年前に制作。スマートフォンで見づらい。自分では更新できず、都度制作会社に依頼 |
|---|---|
| 会計ソフト | インストール型。顧問先の口座やカードとは連携していない |
| 連絡手段 | 電話・メール・郵送。チャットツールは未使用 |
| AIの利用 | なし。ChatGPTの名前を知っている程度。最近、顧問先から「AIで何かできない?」と聞かれ始めた |
| いまの費用 | サーバー 月2,000円/制作会社へ単発で年数回、1回3〜5万円/会計ソフト 年間保守料 |
1-4. 困りごと(ヒアリングでの言葉)
- 「ネットで探している人に、まったく見つけてもらえていない」
- 「記帳・入力に時間を取られて、相談やアドバイスに時間が回らない」
- 「顧問先が高齢化している。若い経営者との接点がなく、10年後が不安」
- 「AIを勧められるが、税理士業務で使って大丈夫なのか判断がつかない」
02ゴールの言語化(半年後)
| いま | 半年後 |
|---|---|
| Web経由の問い合わせ 月0〜1件 | 月3〜5件(うち1件は成約を想定) |
| 記帳・入力に 1社あたり月2〜4時間 | 定型部分を自動化し およそ半分 に |
| 「(地域)税理士」で見つからない | 検索でも、ChatGPT等でも 事務所名が挙がる |
| 面談・契約は対面・郵送のみ | 希望者は オンライン面談+電子契約で完結 |
なぜ可能か:紹介中心の事務所ほど、Webの入口を作るだけで伸びしろが大きい。記帳はAI-OCRとクラウド会計の連携で、定型入力の6〜7割を自動化できる。
03やることリスト(優先順位つき)
順番の考え方:まず「見つかる・入れる」入口をつくり(A)、次に「時間を生む」仕組みを入れ(B)、余力で「関係を深める」施策(C)。
| 優先 | やること | ねらい(目的・効果) | 具体的な手段 | 概算費用 | 誰が |
|---|---|---|---|---|---|
| A | サイトをスマホ対応でリニューアル(トップ+サービス3+事例+料金+問い合わせ=7ページ) | 検索・紹介どちらの人にも「ちゃんとした事務所だ」と伝わる受け皿をつくる | 制作(要件は本書のとおり。当社または他社) | 45〜70万円 | 依頼 |
| A | Googleビジネスプロフィール整備+サイトに構造化データ(Organization / LocalBusiness / FAQ の JSON-LD) | 地図・検索・生成AIに事務所を正しく認識させる。「地域+税理士」で表示され、AIの回答に載りやすくなる | プロフィール整備、店名・住所・電話の表記統一、実装 | 月額運用に含む | 依頼 |
| A | オンライン面談+電子契約の導入 | 遠方・多忙な層の取りこぼしを防ぐ。日程調整の往復をなくす | Web会議と電子契約ツールの選定、予約フォーム、案内文の整備 | 初期3万円+ツール月額 | 依頼→内製 |
| B | 記帳をAI-OCR+クラウド会計へ移行 | 定型入力の6〜7割を自動化。パートさんの負担と残業を減らす | freee/マネーフォワード等の選定、口座・カード連携、証憑アップロードの運用ルール、パート向け手順書 | 初期8〜15万円+ツール月額 | 依頼→内製 |
| B | 「よくある質問/お役立ち」記事を月1〜2本(顧問料の相場、創業融資、インボイス、電子帳簿保存法 等) | 指名検索以外の入口を増やす。半年で10〜15本。生成AIにも引用されやすくなる | AIで下書き→所長が税務の正確性を監修・加筆 | 月額運用に含む | 共同 |
| C | 問い合わせ・催促メールの定型文をAIで整備 | 対応を速く・均一に。パートさんも同じ品質で返せる | 用途別のプロンプト集とテンプレート | 月額運用に含む | 内製 |
| C | 顧問先向けの簡易ポータル(資料共有・進捗の見える化) | 「見た/見てない」を解消。満足度が上がり、解約防止・紹介につながる | まずは既存ツール(Google ドライブ等)で最小構成から | 初期5万円〜 | 依頼→内製 |
A すぐ着手 / B Aの後 / C 余力があれば
04予算・規模別の進め方
| まず最小限で | 標準で(おすすめ) | しっかりやるなら | |
|---|---|---|---|
| 含まれるもの | GBP整備+構造化データ/既存サイトの微修正(スマホ表示の応急対応)/記帳ツールの選定・初期設定 | 上記+サイトを7ページでリニューアル/オンライン面談・電子契約/記事は月1本 | 上記+記事を先行10本/顧問先ポータル/繁忙期前の業務フロー見直し |
| 初期費用 | 約15万円 | 約65万円 | 約110万円 |
| 月額(運用) | ライト 55,000円 (税込) |
スタンダード 110,000円 (税込) |
しっかり伴走 220,000円〜 (税込) |
| 想定スケジュール | 1〜2ヶ月目:設定と応急対応 3ヶ月目〜:記事と改善 |
1〜2ヶ月目:制作 3ヶ月目:公開・GBP 4ヶ月目〜:記帳移行・記事 |
標準に加え、2ヶ月目から記事を並行、5ヶ月目にポータル |
| 半年後の到達点 | 問い合わせの入口ができる/記帳ツールの土台 | Web経由 月3件/記帳の定型部分を自動化 | 月5件/記帳時間を半減/顧問先の満足度向上 |
※ 費用は本サンプル用の目安です。実際はヒアリング内容と、選ぶツールの月額により調整します。
05次の一歩
今日〜今週できること(お金をかけずに)
- Googleビジネスプロフィールの営業時間・住所・電話・写真を最新に
- ChatGPTに「(地域名)税理士」「(地域名)創業融資 相談」と聞いて、いまどう答えるか記録しておく
- 顧問先2〜3社に「うちを人に紹介するとき、何と説明する?」「Webで探すとしたら何で検索する?」と聞く
1ヶ月以内
- 本書の A(サイトリニューアル)について、2〜3社に相見積もり。本書の「やることリスト」を添付すれば要件が伝わります
- クラウド会計を1社ぶんだけ無料プランで試し、証憑アップロードの手触りを確認
当社に依頼する場合
- 「サイトリニューアル(立ち上げ・制作)」+「スタンダードの月額」が標準的な組み合わせです
- ロードマップ代 55,000円(税込)は、月額契約の初月に充当します
株式会社H.T.P.(HyperTextProduce)/ info@ht-produce.com / 本書は「DX・AI活用ロードマップ」の構成サンプルです。実際の納品物は、ヒアリングをもとにお客様専用に作成します。